英国獣医師免許を取得しようとした背景③

色々調べ始める

じゃあ、実際にRCVSに認証されるにはどうしたら良いのかと調べ始めた。まず、私の卒業した大学はカリキュラムが認証されていないので、外国人向けの国家試験を受けなければならない(筆記と実地でもちろん全部英語)。ここで、ついに大前提が出現する。そう、英語である。当然であるが英語力が求められる。IELTS7.0以上必要だ。英語なんて高校を卒業してからほとんど触れてないし、論文を読む程度でリスニングもスピーキングも全く出来ないし、何なら論文は日本語で書いてるから英語ライティングも全くできない。

これまで20年間、「英語が話せたら世界が広がるのになぁ」と漠然と思っていた。この歳から英語の勉強をして話せるようになるというシナリオは全く描いておらず、何となく「一生英語は話せないまま終わるだろうな」と思っていた。

目標達成までに得られる副次的要素も非常に大きい

しかし、大きな目標として設定したイギリス獣医師免許取得には当然英語は必須であることから、およそ20年のブランクかつ英語力0の状態から英語を勉強し始めることとした。また、もしかしたら下記の理由から英国獣医師免許が取得できないかもしれない。しかし、英語が話せてIELTS7.0を獲得できる領域に達することができれば、何不自由なく海外の学会に参加できるし、海外の獣医師とコミュニケーションを取れるし、そうしたらきっと今まで得られなかった知識や技術を手に入れられるし、何なら海外旅行にストレスなく行けて海外の歴史ある街並みや世界遺産を見に行けて、悪いことなんて何にも無いわけです。

そうした背景・理由から40代から英語を勉強し始めてIELTS7.0まで到達できるか自分の備忘録および雑記録としてこのブログを開始することとした。

現段階での懸念事項

現段階での懸念事項は2つある。

1つ目はRCVSのホームページに記載されている下記の一文

The examination is intended for overseas veterinarians who wish to obtain the right to practise in the United Kingdom and not for those who wish to obtain an additional qualification.

要は、「この試験はイギリスで本気で仕事したい人向けで、カッコいいから資格が欲しい人のためじゃないよ」という一文。モロにカッコいいから資格をとりに行こうとしている自分にいきなりストレートパンチを入れてきている。もしかしたら自分みたいな考えの人が多いのかな。

もう一つは、

Good professional standing

Once you have passed the statutory membership examination, you will be able to register as a member of the RCVS, provided that our Registration department has received and approved a letter or certificate and/or other documents attesting to your good standing.

これは、海外で良く必要となるらしいが、「この人は犯罪者じゃなくて、素行良好な人ですよ」ということを公的に証明するもので、この「good standing」の証明が難しい。人医は厚生労働省が出してくれるのだが、色々ホームページでgood standingの証明が必要となった獣医師の話をみたが、どうやらこの証明を農水が出してくれないようなのである。RCVSのホームページには免許を管轄する機関から出されたものいがいは不可の様子なので、農水が出してくれなければその時点で資格が取得出来ないことになる。

どちらも致命的なのだが、敢えてこれ以上詳しく調べないことにした。

目標:英国獣医師免許取得

設定期間:3年

 ◯IELTS7.0取得まで2~3年

 ◯国家試験受験勉強1年(IELTS勉強とオーバーラップ予定)

方法:

◯英語→1年間はTORAIZにお世話になり、英語の基礎の勉強し直し。次の1年でIELTSの勉強。現段階では独学か何処かへお願いするか未定。そのままTORAIZを利用しそうな気はしている。

◯国家試験→UNIVETSという試験対策のオンラインサービスを利用予定。その他の対策があるか追々調べていく予定。

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